POPFileの導入

今回、POPFileというフリーのメールフィルタリングツールがある。

これには「トレーニング」という特殊の概念があって、ユーザが設定した項目を最初からこなせるわけではなく、日々「トレーニング」をすることでユーザが望む機能を果たしていくというものだ。

設定の内容は画像のようにブラウザ上から行う。実際、一番最初はメールを分類することさえできない。間違って分類されたメールごとに、正しい分類をユーザが自らツールに教える必要がある。最初は正解率0%である状態だが、徐々に正確に分別できることが可能になるという。

このツールはPerlで記述されたもので、メールのヘッダ、本文のテキストの文字列から分別をしていく手法をとる。このツール自体にpop機能があり、メールソフトのアカウント設定では、popサーバをlocalhost、ユーザ名に":アカウント"の書式で設定する。

ただ、この設定方法でメールを受信するとPerlスクリプトであるので、テキストの全文検索を行うためにI/Oが発生する。マシン自体への負荷も大きく15通/分の処理能力であり、業務で使用するのは抵抗がある。