NTTドコモ、iショットの送信数を制限

第2世代携帯電話movaから送信する写真付きメールの送信数に上限を設けることとなった。iモード対応端末を利用して迷惑メールを送信している業者の多くが1つの契約回線から1日に大量の迷惑メールを送信していることから、iショットを使った迷惑メールを防止するために送信数を制限することにするのだという。迷惑メール対策の一環として行われるもので4月26日より実施することが決定した。

第2世代の800Mhz利用端末から端末で撮った写真付のメールを送信する場合、もしくは他キャリアからDocomo端末へ写真を添付したメールを送信する場合はiショットとして専用サーバへアップロードされて、受信したユーザに届くメールには画像参照先として専用サーバへ格納された画像ファイルへ直接アクセスするためのURLが記述されている。PC宛に送られたメールも同様の処置が施される。

しかし、第3世代と呼ばれるW-CDMA方式を採用したFOMAの場合、これらのイメージファイルは添付ファイルとすて直接送信される。こちらは既に規制が儲けられている。3月15日から「iモードメールの送信通数制限」として、1つの契約回線から1日に送信できるiモードメールを1日1000通未満としている。また、1つの契約回線から送信される200通目以降のiショットを受信拒否できる機能もすでに提供している。この規制がmova端末へも波及するのだ。

これは送信する数の抑制だけであり、規制対象となるiショットの迷惑メールを根絶できるまでには至らない。手探りの防衛はまだまだ続いているのである。