日本国内の中国関連施設への嫌がらせ、25件 警察庁

朝日新聞より


中国で反日デモが激化した9〜18日に、在日中国大使館など中国関連施設にペンキを吹き付けられたり、カミソリを送りつけられたりする嫌がらせや不法行為は10都道府県で計25件あったことが19日、警察庁のまとめでわかった。村田国家公安委員長は同日の閣僚懇談会で「中国での動向を踏まえて警戒警備を強化していたが、事件が発生して遺憾だ」と述べた。

 警察庁によると、国内で警戒対象となっている中国関連施設や航空会社、金融機関は106カ所。警察庁は各地の都道府県警に対し、警備強化や右翼団体の警戒などを指示していた。

 嫌がらせなどは中国公館に対するものが14件で、日中友好会館など関連施設は11件。都道府県別では東京7件、大阪3件、福岡2件、長崎4件などだった。

 15日には東京都港区の中国大使公邸の正門に赤いペンキが吹き付けられているのが見つかったほか、同日、大阪市西区の在大阪中国総領事館にカミソリの刃が送りつけられた。

 警察庁によると、国内で90年以降に発生した中国関連施設を狙ったテロ事件は、昨年4月、在大阪中国総領事館右翼団体のバスが突入した建造物損壊事件の1件だけだったという。

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